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なんにもしない旅

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イタリア在住の日本人女性。 アネックスの空きを見つけて急遽泊まりに来てくださいました。 宿泊は2回目ですが、彼女大三島が大好きで移住を計画しているほど。 島内で何度も会い「あらっ、こんにちは。また来てたの」の常連さん。 宿泊2日目は、ワイナリーの試飲会に夫婦で出席する予定だったもので 「一緒に行きませんか」と声をかけたところ 「今回は何もしないと決めているから」のお返事。 うーー。憎いくらいの潔さ! 私は20歳のころ(正確には19歳だったかも)初めて訪れた北海道の礼文島に 熱烈恋愛してしまい、その後20年ほど毎年のように通い詰めていました。 今年は花の林道を歩こう!  またある年は「ほっけのチャンチャン焼き」を食べることを目当てに。 今年の目的は「人」 あの人と、あの人に会ってこよう! 今年のテーマは「まつり」 神輿をかついでくるぞーって感じ。 何にもしないと決める旅もいいし 布団の中から昇る朝日を見よう、とか あるいは 流れ星を10個数えるんだもん、とか いやいや 宿から海まで猛烈10往復の坂道ダッシュしてやるぞー なんて、ひそかな目論見をもってアネックスに来てもらえたら かなり嬉しいです。 その時は、こっそり私にだけは教えてね。

困った余波

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コロナウイルス騒動。 もちろん大三島にも影響が出ています。 有難いことに、アネックスはキャンセルはあるものの、 予約もいただいていて、大きな実害はでていません。 ニュースでは、トイレットペーパーが店頭から消えていると。 うちはまだ在庫があるから大丈夫。 次の入荷まで待てるもんね、と余裕。 で、今日。 ハンドタオルが残り少なくなったので、いつものお店でいつものものを。 と通販サイトへ。 あれ?あれれ?? ない!ないない!! どこにもない。 販売終了になったのかと別の商品を探しても、やっぱりない。。。 ブルータス、おまえもか!? お陰であれこれ探しまして、今使っているものより良いものと出会えたかも。 入荷待ち。出荷待ち。 届くのを楽しみにします。

動画で解説 海soraアネックスからの脱出法

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狭い、急勾配、鋭角カーブ。難所が続く150m。 ブロックにタイヤをぶつけたり、お腹をガリガリしちゃったり、タイヤが空転したり。 はたまた頭上にかんきつが迫ったり、屋根がギリだったりとスリル満載の道。 県道51号から海soraアネックスへと続く道は難関です。 進入はご自身の判断と責任で慎重にお願いしますね。 県道の路肩・山側に駐車していただいても大丈夫です。 (看板の反対側が二股の道になっています。通行の邪魔にならないように駐車してください。) お荷物が多い場合はお知らせください。 可能な範囲になりますが、うちの軽自動車で運搬いたします。

受賞

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大三島へ移住したのは2003年の秋でした。 幸運にもすぐにみかん畑を貸してもらうことが出来ました。 最初は知人に運賃と箱代をいただいてみかんを送りはじめたのですが、 皆さんの応援のお陰で、あっという間に、そのまたお知り合いからご注文をいただくようになりました。 当時の農家さんは、整品として出荷できないみかんは廉価で加工品として出荷するか、畑に破棄されていて、移住者である私たちは「もったいない」と感じたものです。 そこで、みかんを手絞りでジュースにしてペットボトルで冷凍して飲んでいました。 徐々に畑も増えて、加工場で瓶詰めしてもらうことを検討し始めます。その頃の大三島で、小さな農家のオリジナルジュースはほぼなかった様に思います。 島内の工場では何トンというロットでしか受付けてもらえず、愛媛県・南予地域にある工場でお願いすることにしました。島からは片道3時間以上かかり、道も履行できないカーブが続きます。 南予地域には同様の工場がいくつかあって、それぞれに搾汁方法が異なります。 私たちは「あけはまシーサイドパーク」さんにお願いしています。ここでは、皮ごと圧搾する方法なので、皮からの香りや油分がジュースに含まれます。甘いジュースに慣れた方や小さなお子さんは苦手かもしれません。 この度、愛媛県のみかんジュースコンクールに応募し 【BRONZE AWARD】を頂くことが出来ました。デザインが高く評価されて受賞できたと思っています。 ここまで支えてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。 これからも唯一無二、オンリーワンを目指して精進していきますので、どうぞこれからも応援をよろしくお願い致します。 https://www.pref.ehime.jp/h35100/6jika_mikanjuice2019.html

沖へ。

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柑橘詰合せの出荷も一区切り。 作業の途中で上着を脱ぐほど、今年の冬の暖かさは人生経験最上です。 お昼ご飯の後思いついて、小舟で沖へ出ました。 雲がきれいだなー、風紋がきれいー、波の音がきもちいいー、 釣り糸を垂れていると 1時間ほどで良いサイズの鯛が釣れました。わーい。 今宵はパエリアでいただきます。 猫たちも大満足。 今年の初釣りは良いスタートを切れました。 めぐみに感謝。

味のカレンダー

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食を題材にイラストとショートエッセイで綴られる卓上の日めくりカレンダー 2020年1月5日のエッセイで海soraアネックスをご紹介いただいておりました。 光栄至極です。 スマイルズの遠山さんは建築家・伊東豊雄さんとの繋がりで、アネックスオープン初期の頃にご宿泊いただいたことがありました。 その後折に触れ、書籍等でご紹介いただき本当に有難いことです。 そしてこのカレンダーがご縁でご予約をいただいたお客様から、掲載を教えていただきました。またここから新たな繋がりが生まれそうな予感にわくわくしています。

みかん畑の中に

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暖かいお正月です。南の窓ガラスから太陽の陽がさしています。 アネックスの前では不知火(デコポン)がオレンジ色に輝いていて。 いつもなら12月に入った頃に、サニーセブンという白いシートで覆われるのですが 今年は暖冬のお蔭で、みかん畑の美しい景色を見ることができています。 みかんも豊作だったことと、恐らく農家の方が高齢化して作業がはかどらないのかな、 年が明けてもまだまだ収穫しきれなかったみかんが樹の上に成ったままです。 一年中、世間の喧騒と無縁なこの場所は 朝から小鳥がさえずり、メジロが木の上を走り回っています。 穏やかな年明け、今年も良い一年になりますよーに。

朔風払葉 さくふうはをはらう

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朔風払葉 さくふうはをはらう 冷たい北風が木々の枝から枯葉を払い落すころ。 もうすぐ12月だというのに、今日も温かい一日でした。 桜の葉はまだ紅葉しきらず、落ち葉の掃除はまだ続きそうです。 今年のみかんは豊作年で、農家さんは収穫に大忙し。 そして昼間の畑作業は上着を脱ぐほどです。 島にあるダムは貯水量が下がっていて、取水制限が始まるかもとのこと。 私にできることを考えてみよう。 明日も良い一日だったと思えるように。

朝食用食材セットはじめます

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大三島の同じ宗方に移住してこられたご夫婦、待望の赤ちゃんにも恵まれました。 ご主人は農業研修を経てPayapayafarmを立ち上げ、無農薬の野菜を作っていらっしゃいます。奥様の方は自宅横にカフェをオープンしたいと準備の傍ら、イベントなどで焼菓子を販売されていて、大人気です。 この度お二人にご協力いただけることになり、オープン当初からの課題であった朝食用の食材をご用意できるようになりました。 大三島産の新鮮な無農薬野菜、そして平飼いの鶏卵。 手作りのスコーン2種類と海soraのハチミツを添えて。 アレルギーの方にはバター、牛乳なしのスコーンに変えていただくこともできます。 また旬の野菜の追加オーダーもできますので、夕食やお土産にも如何でしょう。 お二人のご予定がありますので、ご注文は一週間前までにお願い致します。 お飲み物はこちらのセットにはございませんが、間もなく海soraのみかんジュースが出来上がります。海を眺めながらこちらもぜひ。 詳しい内容はホームページ「食事について」をご覧ください。 https://hanamusubi.biz/hpgen/HPB/entries/21.html

ライオンのおやつ

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しまなみを舞台にした物語を描きたいと、 ポプラ社の方と小川糸さんが大三島を訪ねて来られたのは2017年の3月でした。 ずーっと楽しみにしていたその本が、この10月に発売になりました。 読めばわかる、わかる人にはわかる、レモン島はまさに大三島。 ならばライオンの家はアネックスがモデルでしょうか。 装丁のイラストはそっくりな風景です。 本の中で「無機質すぎず、かといって生活感がありすぎない」と表現されているライオンの家がアネックスであるならば、 そして、そう感じていただけたなら、こんなに嬉しいことはありません。 だって、 それは私が目指しているイメージだから。 物語の風景と、目の前の景色を重ね合わせながら、滞在中にお読みくださいね。