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ご自由にお取りください

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  先日「伊東豊雄建築ミュージアム」に行きました。 例年は7月から新しい展示になるのですが、コロナの影響で時期がずれてしまい 11月から展示替えになりました。 駐車場から坂を登って行くと、スチールハットの入り口前に青いキャリーが2個積みあがっているのが見えました。 案の定、みかんと「隣の畑の越智様よりいただきました。ご自由にお取りください」の文字。 大三島って、知っている方は勿論ですが、見ず知らずの方からもちょいちょい食べ物なんかをいただくんですよねー。 買い物に出た先で頂く。帰ると玄関に置いてある。 大三島あるある!です。 大三島の方は好奇心旺盛で文化度も高く、先入観なく人を見てくれる印象があります。 景色が良いとか自然が豊かだとか、それは勿論だけど 島の人たちのこういう気性が、大三島に移住者が多い理由なんだろうなと思っています。 私たちもそろそろ受け入れる側の人間になっていけたらいいなー。

子猫

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  10月最初の日曜日。今治の友人宅へ子猫を迎えに行く。 抱えられて出てきた2匹。暴れだした1匹を抱いて早くも血まみれになる私。 カゴに収まったその子に、人生最強の「しゃー」の洗礼を受ける。 顔も見ぬまま更に2匹を預り、いざドライブ。 予想に反して静かで穏やかな時間。そして到着。 産まれて2か月や3か月で、見たこともない大きな人間につかまえらて 見たこともない場所にやってきた子猫たち。さぞや怖かったことだろう。 かごを開けたら一目散、4匹がそれぞれ猛ダッシュで散らばって、隠れた。 本能って素晴らしい。 生物の気配がないまま、まる一日が過ぎる。 一匹ずつ捕まえて、無理やり注射器で水を投与。関係性の第一歩となる。 そして3週間が過ぎ。。。 何でもおもちゃにできる彼らの想像力に驚き はたまた、自由力、破壊力の大きさに目を見張る日々。 早朝?深夜?の大運動大会で睡眠不足だ。 信頼を得られる日まで、まだまだ道のりは長い。 こっちだって、まだ顔の判別が怪しいのだ。 長い付き合いになるよう、頑張ろうぜ。 よろしくな! にゃんず。

飛行訓練はじまる

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  小鳥の群れが横切る。一瞬ドキリとする朝。 今年もそんな季節がやってきました。 渡り鳥の飛行訓練です。 去年はものすごーく遅れた2羽がいて、日を重ねるごとに差が縮まるどころか開いていって 大丈夫か?と気をもみました。 いつの間にか練習から本番へと移行して、気づけば見なくなっているのが毎年のこと。 うちの前の海は色々なものの通行ルートになっています。 飛行機、船、鳥。そして旅客船ガンツゥも。 今年の鳥の群れはまだ小さいです。 だんだん数が増えていきます。 そんな自然の姿を見ていると 生きることは日々命がけなんだと教えられます。

みかんの準備と心の準備

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  夜になって、開けていた窓を閉める枚数が増えてきました。 気持ちの良い秋空の向こうに、黄色く色づき始めたみかんが見えます。 1週間ほど前にご注文用のカタログをお送りして、毎日ご注文をいただいています。 一年出荷をお休みしたので、有難い限りです。 昨年は本当にみかんが無くて、私が畑に行ったのは数時間という有様。 2年ぶりの収穫&出荷に少々緊張しています。 大丈夫か?出来るのか?? 今年は雨が多かったので、早くも酸味が抜けています。 そんな年に限ってでもないですが、「酸っぱいみかんが欲しい」と連絡をいただくものです。 「子供が食べません。甘いみかんを送ってください」と言われた年もあります。 工場じゃないのよ。(心の声) 10月に入ったら、ぼとぼちと出荷できそうです。 イメージトレーニングして頑張ります!

しまなみフレンチ「フィレール」さんへ

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  今年の夏、大三島にオープンしたフレンチのお店「フィレール」さんへ やっとこさ行ってきました。 美味しくないはずがないのは知っていたけど 流石のクオリティ。 前菜、メイン、デザートのシンプルなコースで写真はメインの魚料理・スズキです。 この時期らしくソースには青みかんが加えてあって、酸味が効いてさっぱりいただけました。 前菜はワインのポーチドエッグ。添えられているキノコがまた絶妙に美味しくて、スーパーで買える同じきのこだろうかと半信半疑。 お料理の説明を聞いても、絶対にマネできないと諦めました。 オーナーの伊藤さんは、もともと辻調理師学校で先生をされていた方。 奥様と二人で、テキパキと仕事をこなしながら 心のこもった接客をされていて、ゆったりと改装された古民家も居心地が良かったです。 夜は1組限定で予約できるそう。 ケータリングもしたいと話されていたので、アネックスでいただける日が来たら嬉しいな。 おすすめです。 しまなみフレンチ フィレール 11:30-15:00 月・火・第3日曜休み 0897-87-2344  愛媛県今治市上浦町甘崎1572

日焼けしたみかん

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  県道からアネックスへのアプローチ、 左下にある畑には極早生(ごくわせ)のみかんが植えられています。 昔、運動会で食べた青いみかんが極早生です。 3分着色位から出荷が始まって、残暑が残る季節にさっぱり食べれます。 収穫開始まであと2か月程。 早くも黄色くなっていますが、これは単なる日焼け。 毎年見ていると、不思議なものでわかってくるんですね。 畑でどれを収穫するか迷っていると、「とってー」と言ってくる子がいます。 ちょっとプロっぽいなと、内心ご満悦なのですが 試食してハズレた時のショックは大きく 以後の収穫作業が全くはかどりません。 島ではぶどうの収穫が始まりました。 実りの秋は、すぐそこ。

祝オープン! 宗方喫茶室

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  思い返せば「宗方喫茶室」という名前は随分前からありました。 島の人たちが「宗方に喫茶店ができた」と噂したものです。 イベントなどで焼菓子の販売をしたり、出張でコーヒーを入れたり アネックスの朝食・スコーンもここで作ってもらっています。 もうすぐオープンするらしい、春にはオープンだ、と聞いて見せてもらいに行ったら なぜか消防の誘導標識はついているものの、床もない状態でした。笑 だからやっとのオープンは本当に嬉しい。 そして10月には二人目の出産。 1か月ほどの営業でお休みになってしまうけど、 ゆくゆくは、ご主人作の野菜を使ったランチなどへ展開したいそうです。 お互いに、自分ちの方がマシと思っている、ほそーい道を経て辿り着きます。 金曜、土曜の12時から16時半まで。 店内飲食は予約制になります。 タイミングが合えば、ぜひ足を運んでみてください。

みそ作りました。

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  毎年恒例の味噌作り。 今年は店主の怪我で1か月程遅くなりました。 テレビでは熱中症アラートが表示される中、 クーラーのない自宅で、その上1部屋を閉め切って3日間作業します。 初日は麦と米を蒸して、麹菌と混ぜて あったかくして、ゆっくり休んでもらいます。 早くも室温35度。よしよし。 翌朝部屋に入ると涼しい。そのまま様子を見るも室温が上がらないので やっぱり今年もストーブ登場。 ぐんぐんと40度。 なんとか夕方に混ぜ返すことができました。 2日目は大豆を茹でます。 茹でた大豆をミンチにして塩をまぶしたら、ステイ。 3日目、お酒を加えて全てを捏ねます。 ここは店主の出番。非力な私では無理です。 甕の中で1年ほど熟成してもらったら食べ頃。 アネックスの台所に常備していますので、お召し上がりくださいね。

天気が悪いと気分が沈むのはなぜ?

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その昔、人間が狩りをして暮らしていたころ。 グループA:晴れの日/狩りをしない 雨の日/狩りをしない グループB:晴れの日/狩りをする  雨の日/狩りをする グループC:晴れの日/狩りをする  雨の日/狩りをしない 雨の日も晴れの日も狩りをしないと、当然食べていけないので、グループAは絶えていきます。 反対に雨の日に狩りをすると、少し獲物は多くなるかもしれませんが、それより危険のリスクが高まります。 というわけで、グループCの晴耕雨読タイプの生存率が高くなり、その遺伝子が私たちに引き継がれているそうです。 ところが現代人は、休息日であったはずの雨の日も働かなければならないので、 雨の日は憂鬱になるんだそーです。 と、いつかのテレビでどなたかがお話しされておりました。 そんな訳で、久しぶりの青空に気分上々。 そろそろ梅雨が明けそうです。

みかんハチミツできました。

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  島で暮らすようになって、初めて聞く 「僕の夢だった」という店主の憧れの中に「養蜂」がありました。 みかん畑の中に新居を建て、その横の畑に巣箱を置いて。 島の養蜂家の方にオンザジョブトレーニングで教えていただきました。 5月、6月、 小さな白い花が、それはそれは良い香りで蕾を開いていきます。 カナブンや蜂が、私の存在には目もくれず みかんの木々を飛び回ります。 そうして蜂さんたちが集めた蜜がたんまり溜まったころ 蜜蓋を切り、遠心分離機へ。 ガラゴロガラゴロ。 強すぎず、弱すぎず。手加減しながら回します。 カンカンのふちに当たった蜜の粒。 小さな粒がいつの間にか液体となって底に溜まります。 申し訳ないけど、その中には蜂や蜂の子も入ってしまいます。 横取りに抗議して飛び回る蜂も数多。 そうして頂いたはちみつ。 今年の販売をはじめました。