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日常のなかで

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沖に赤い船が停泊している。 今日は海が青い。緑が輝いている。 心地よい風を感じながら、束の間ぼんやり眺めている。 365日、この景色が目の前にある。 霧でまったく何も見えず、汽笛が鳴り響くとき。 強風が吹き荒れて、白波が立つ日。 キラキラきらめく海には、どんなイルミネーションだってかなわない。 ピンク色の夕焼けに包まれる時間。 海を照らす満月の夜。 同じ風景だけど、一瞬で表情を変える景色たち。 できれば最高の景色でお客様をお迎えしたいけれど 一期一会の風景を最高だと感じてもらえたら、尚いい。

花盛り

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レモン、みかん、文旦、ネーブル、ポンカン、不知火、、、 5月頃いっせいに咲き誇る柑橘の花たち。 つぼみがピンク色したのは檸檬。 他は白色。 ポンカンの花は小ぶりで可愛らしいです。 香りは品の良い香水みたい。 思わず息を吸い込んでしまいます。 花を食べるとそれぞれの味や香りがすると料理人さんから聞きました。 五月の爽やかな風と柑橘の花の香り。 お届けできたらいいのだけれど。。。

デザインの力

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3LDKに19人で雑魚寝。 この 怪 挙が決行されたのは、まだ未完成の新居に引っ越して1か月後でした。 数字の記録はその後上回っていませんが この 怪 挙は年に2回、我が家の恒例行事として定着したのです。 「隣の土地は借金してでも買え!って言うよ」の進言を真に受けて、隣の古民家と土地を購入。 恒例となった友人たちに「ささ、こちらの古民家でお休みください」とご案内申し上げるも、 トイレも水道も使えないので、 朝のトイレ渋滞&自宅の雑魚寝状態は緩和されぬまま時は流れ。 いつか建て替えたいな。漠然と思っていました。 高野君と出合ったのは2014年だったかな。 伊東建築塾の3期生として大三島の我が家を訪問されたのが最初だと思います。 個性的な風貌と温厚で人懐っこい性格。 ちょうど奥様と二人で建築事務所を立ち上げたばかりの頃でした。 来島すると「泊めてくださーい」と現れ、酒を酌み交わすうちに 「僕に設計させてください」という話になりました。 こうして高野君とさっちゃん、(MARU。architecture)に 海soraアネックスの設計を依頼することとなりました。 が、最初の提案は既存の屋根を残し、その中に建物を作るものでした。 残すことに拘った高野君を何とか説得し、新築案を何度も何度も練り直してもらいました。 お互いに残せるものは再利用したい気持ちが強かったので建具類は保管したのですが、最終的に使えたのはすりガラスの建具1組だけでした。 一緒に柱を塗装したり、細々したものの選定も手伝ってもらい、 工期の遅れていた大工さんの尻を叩いてもらったりしながら 2016年5月に完成。 シンプルでスッキリしたデザインは老若男女、 とりわけハイハイ世代の赤ちゃんには内部デッキがつかまり立ちに丁度いい高さの様で好評。笑 大きな玄関扉。海を望むガラス窓。キッチンの真ん中を貫く柱。土間と床の段差高。 彼らの多くのこだわりが結実して、気持ちの良い空間が出来上がりました。 設計は本当に大変な仕事。そしてデザインの秘めた力は大きいと実感しています。 シミや傷、お客様の痕跡が味となって深みが増すように、 愛される宿に成長していきたいと思います...

浜大根の咲くころ

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ハマダイコンをご存知ですか。 この時期、浜辺の近くで小さな紫色の花を咲かせます。 花は食べれるので、お刺身の上に散らせば、見た目よし! ほのかな苦みで、食べてよし!です。 今の季節、黄色い菜の花が綺麗ですね。 大三島でもあちこちで見かけて和んでいますが、よーく見ると とう立ちした白菜の花だったりして、苦笑い。 写真は自宅から1キロくらいの場所。 日々の買い物などで通る道すがらにあります。 潮の加減だったり、お日様の具合やらで とんでもなく美しい日があって、車を止めてパシャリ。 いつも美しい島ですが、最高の風景が時々あって 更にさらにとびっきりの景色が目に飛び込んきたりします。 島に来られたら、ゆっくり、ゆっくり 美味しい空気を吸って、とびっきりの景色をさがしてくださいね。

なんにもしない旅

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イタリア在住の日本人女性。 アネックスの空きを見つけて急遽泊まりに来てくださいました。 宿泊は2回目ですが、彼女大三島が大好きで移住を計画しているほど。 島内で何度も会い「あらっ、こんにちは。また来てたの」の常連さん。 宿泊2日目は、ワイナリーの試飲会に夫婦で出席する予定だったもので 「一緒に行きませんか」と声をかけたところ 「今回は何もしないと決めているから」のお返事。 うーー。憎いくらいの潔さ! 私は20歳のころ(正確には19歳だったかも)初めて訪れた北海道の礼文島に 熱烈恋愛してしまい、その後20年ほど毎年のように通い詰めていました。 今年は花の林道を歩こう!  またある年は「ほっけのチャンチャン焼き」を食べることを目当てに。 今年の目的は「人」 あの人と、あの人に会ってこよう! 今年のテーマは「まつり」 神輿をかついでくるぞーって感じ。 何にもしないと決める旅もいいし 布団の中から昇る朝日を見よう、とか あるいは 流れ星を10個数えるんだもん、とか いやいや 宿から海まで猛烈10往復の坂道ダッシュしてやるぞー なんて、ひそかな目論見をもってアネックスに来てもらえたら かなり嬉しいです。 その時は、こっそり私にだけは教えてね。

困った余波

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コロナウイルス騒動。 もちろん大三島にも影響が出ています。 有難いことに、アネックスはキャンセルはあるものの、 予約もいただいていて、大きな実害はでていません。 ニュースでは、トイレットペーパーが店頭から消えていると。 うちはまだ在庫があるから大丈夫。 次の入荷まで待てるもんね、と余裕。 で、今日。 ハンドタオルが残り少なくなったので、いつものお店でいつものものを。 と通販サイトへ。 あれ?あれれ?? ない!ないない!! どこにもない。 販売終了になったのかと別の商品を探しても、やっぱりない。。。 ブルータス、おまえもか!? お陰であれこれ探しまして、今使っているものより良いものと出会えたかも。 入荷待ち。出荷待ち。 届くのを楽しみにします。

動画で解説 海soraアネックスからの脱出法

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狭い、急勾配、鋭角カーブ。難所が続く150m。 ブロックにタイヤをぶつけたり、お腹をガリガリしちゃったり、タイヤが空転したり。 はたまた頭上にかんきつが迫ったり、屋根がギリだったりとスリル満載の道。 県道51号から海soraアネックスへと続く道は難関です。 進入はご自身の判断と責任で慎重にお願いしますね。 県道の路肩・山側に駐車していただいても大丈夫です。 (看板の反対側が二股の道になっています。通行の邪魔にならないように駐車してください。) お荷物が多い場合はお知らせください。 可能な範囲になりますが、うちの軽自動車で運搬いたします。

受賞

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大三島へ移住したのは2003年の秋でした。 幸運にもすぐにみかん畑を貸してもらうことが出来ました。 最初は知人に運賃と箱代をいただいてみかんを送りはじめたのですが、 皆さんの応援のお陰で、あっという間に、そのまたお知り合いからご注文をいただくようになりました。 当時の農家さんは、整品として出荷できないみかんは廉価で加工品として出荷するか、畑に破棄されていて、移住者である私たちは「もったいない」と感じたものです。 そこで、みかんを手絞りでジュースにしてペットボトルで冷凍して飲んでいました。 徐々に畑も増えて、加工場で瓶詰めしてもらうことを検討し始めます。その頃の大三島で、小さな農家のオリジナルジュースはほぼなかった様に思います。 島内の工場では何トンというロットでしか受付けてもらえず、愛媛県・南予地域にある工場でお願いすることにしました。島からは片道3時間以上かかり、道も履行できないカーブが続きます。 南予地域には同様の工場がいくつかあって、それぞれに搾汁方法が異なります。 私たちは「あけはまシーサイドパーク」さんにお願いしています。ここでは、皮ごと圧搾する方法なので、皮からの香りや油分がジュースに含まれます。甘いジュースに慣れた方や小さなお子さんは苦手かもしれません。 この度、愛媛県のみかんジュースコンクールに応募し 【BRONZE AWARD】を頂くことが出来ました。デザインが高く評価されて受賞できたと思っています。 ここまで支えてくださった全ての皆様に深く感謝申し上げます。 これからも唯一無二、オンリーワンを目指して精進していきますので、どうぞこれからも応援をよろしくお願い致します。 https://www.pref.ehime.jp/h35100/6jika_mikanjuice2019.html

沖へ。

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柑橘詰合せの出荷も一区切り。 作業の途中で上着を脱ぐほど、今年の冬の暖かさは人生経験最上です。 お昼ご飯の後思いついて、小舟で沖へ出ました。 雲がきれいだなー、風紋がきれいー、波の音がきもちいいー、 釣り糸を垂れていると 1時間ほどで良いサイズの鯛が釣れました。わーい。 今宵はパエリアでいただきます。 猫たちも大満足。 今年の初釣りは良いスタートを切れました。 めぐみに感謝。

味のカレンダー

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食を題材にイラストとショートエッセイで綴られる卓上の日めくりカレンダー 2020年1月5日のエッセイで海soraアネックスをご紹介いただいておりました。 光栄至極です。 スマイルズの遠山さんは建築家・伊東豊雄さんとの繋がりで、アネックスオープン初期の頃にご宿泊いただいたことがありました。 その後折に触れ、書籍等でご紹介いただき本当に有難いことです。 そしてこのカレンダーがご縁でご予約をいただいたお客様から、掲載を教えていただきました。またここから新たな繋がりが生まれそうな予感にわくわくしています。