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衝動買いしてしまった

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大三島ブリュワリー × WAKKA  ビアガーデン 島に新しくできたサイクリスト向け複合施設「WAKKA」さんで 大三島のクラフトビールが飲める! 食べ物もあって、帰りは送ってもらえる という 何とも有難い企画がありました。 お客さんのチェックインを終えて5時前に現地到着。 スタッフの方たちの対応も良く、見知った顔も既に上機嫌。 ここのカフェは屋内スペースと半屋外スペースがあるのですが この日は芝生に椅子とテーブルもセットされていたので そちらの席へ。 ブリュワリーの高橋君がこだわって丁寧に入れてくれるビールを待ちながら 楽しい談笑のうちにアテも出来ました。 乾杯! 残暑の厳しい夕方だったけど、ちょうど日陰になって海風も気持ちいい。 椅子が低めで布地張りなので、座り心地よし。 snow peakのローチェア。 バックシャンでデザインもよし。 順調にビールをお代わりして、気持ち良く酔っ払い。 ローチェアに身をゆだねていたら アネックスのデッキで、この椅子に座って ビール飲んで、星を見上げて、、、、、 寝落ちする!! 絶対に気持ちいいぞー♬ 妄想が膨らんでしまいました。 そんな訳で、酔いにまかせてポチッと購入。 感想をお聞かせくださいね。

海割れ

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大三島の東の沖合160mに浮かぶ古城島には 日本最古の水軍城、甘崎城がありました。 城跡には今も石垣や舟を係留するために杭を立てた穴が残っていて 古の島の人々の暮らしを身近に感じることができます。 瀬戸内は波のない穏やかな海に見えますが、 実は干満の差が大きくて、潮の流れも速くて複雑です。 地形や潮を味方につけて、戦国時代には敵の攻略を逃れてきたのでしょう。 年に何度か ここに道が現れます。 歴史好きの方が歩いて渡ったり 地元の方はバケツ片手に貝を掘ったり。 海割れも 島の生活の一部で、そして大事な景色です。

行こか行くまいか

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長ーい梅雨があけて、猛暑の8月。 そして立秋、お盆。 たっぷり雨水をもらった草たちの成長はすさまじく どこから手をつけようか、悩んで眺めて日は暮れる。 そんな中、用事で少しだけ島を出ました。 入口でマスク、消毒、検温のトリプルチェックをするチェーン店もあれば 久しぶりに手渡しでお釣りをもらったお店もありました。 お金の手渡しに感激するなんて、自分でもびっくり。 知らず知らずの日常のつみ重ねに慣れてしまうものなんですね。 お墓参りの代行、オンラインの葬儀や法要。 これもいつしか普通になってしまうのでしょうか。 帰省が不要不急なら、何が必要不可欠なの? 会いたい人に会う、行きたいところに行く。 不要不急という「ものさし」ではなく 自分の価値観で判断して行動できる日が戻ってくることを 願わずにいられません。

生樹の御門

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イキキノゴモンと読みます。 大三島はその昔、楠が群生していたと聞いたことがあります。 今でも大山祇神社周辺には2千年、3千年と言われる楠がたくさんあります。 中でも、奥の院近くにあるこの樹は 幹に自然の空洞ができていて、石段をくぐって祠へと行くことができるのです。 私は島に来てから何年もその存在を知りませんでした。 うちに遊びに来た友人が、神社近くで通りすがりの人に教えてもらったと! さっそく友人に案内してもらい 境内を出て川沿いの道をぐるっとまわって、ひっそりと小さな看板のある 細い小道を抜けて、八朔畑の横を通り えっ?大丈夫??と不安に感じた頃 見上げた先にその樹はありました。 少し離れたその場所から あまりのパワーに肌がざわつき動けませんでした。 広げた枝の下に身を置くと、パワーのシャワー。 私のイチオシスポットです。

宮浦港

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かつてここは大三島の玄関口でした。 移動手段が船だった頃、この港から一の鳥居をくぐり 川沿いの道を進み、参道を通って大山祇神社へと参拝するのが慣わしでした。 私が住んでいる宗方港からも定期船があって 年に2回の例大祭は島の人たちの大きな楽しみだったようです。 島の外からの参拝者も多く 靴が脱げてもそのままになるほどの人出で賑わっていたと逸話が残っています。 移動が船から車に代わり、橋がつながったことで 2012年9月に定期航路がなくなり、今は「海の駅」となりました。 7月に開催される「鶴姫まつり」の会場として 船のレースや花火で束の間、賑わいを取り戻します。 新幹線はどんどん時速を増し、移動のスピード化が重要視されるけど ゆっくり自分の足で進むと、草や落ち葉にも目が留まり 少し豊かな気持ちになれる気がします。 島に行くときは、船が好き。

日常のなかで

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沖に赤い船が停泊している。 今日は海が青い。緑が輝いている。 心地よい風を感じながら、束の間ぼんやり眺めている。 365日、この景色が目の前にある。 霧でまったく何も見えず、汽笛が鳴り響くとき。 強風が吹き荒れて、白波が立つ日。 キラキラきらめく海には、どんなイルミネーションだってかなわない。 ピンク色の夕焼けに包まれる時間。 海を照らす満月の夜。 同じ風景だけど、一瞬で表情を変える景色たち。 できれば最高の景色でお客様をお迎えしたいけれど 一期一会の風景を最高だと感じてもらえたら、尚いい。

花盛り

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レモン、みかん、文旦、ネーブル、ポンカン、不知火、、、 5月頃いっせいに咲き誇る柑橘の花たち。 つぼみがピンク色したのは檸檬。 他は白色。 ポンカンの花は小ぶりで可愛らしいです。 香りは品の良い香水みたい。 思わず息を吸い込んでしまいます。 花を食べるとそれぞれの味や香りがすると料理人さんから聞きました。 五月の爽やかな風と柑橘の花の香り。 お届けできたらいいのだけれど。。。

デザインの力

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3LDKに19人で雑魚寝。 この 怪 挙が決行されたのは、まだ未完成の新居に引っ越して1か月後でした。 数字の記録はその後上回っていませんが この 怪 挙は年に2回、我が家の恒例行事として定着したのです。 「隣の土地は借金してでも買え!って言うよ」の進言を真に受けて、隣の古民家と土地を購入。 恒例となった友人たちに「ささ、こちらの古民家でお休みください」とご案内申し上げるも、 トイレも水道も使えないので、 朝のトイレ渋滞&自宅の雑魚寝状態は緩和されぬまま時は流れ。 いつか建て替えたいな。漠然と思っていました。 高野君と出合ったのは2014年だったかな。 伊東建築塾の3期生として大三島の我が家を訪問されたのが最初だと思います。 個性的な風貌と温厚で人懐っこい性格。 ちょうど奥様と二人で建築事務所を立ち上げたばかりの頃でした。 来島すると「泊めてくださーい」と現れ、酒を酌み交わすうちに 「僕に設計させてください」という話になりました。 こうして高野君とさっちゃん、(MARU。architecture)に 海soraアネックスの設計を依頼することとなりました。 が、最初の提案は既存の屋根を残し、その中に建物を作るものでした。 残すことに拘った高野君を何とか説得し、新築案を何度も何度も練り直してもらいました。 お互いに残せるものは再利用したい気持ちが強かったので建具類は保管したのですが、最終的に使えたのはすりガラスの建具1組だけでした。 一緒に柱を塗装したり、細々したものの選定も手伝ってもらい、 工期の遅れていた大工さんの尻を叩いてもらったりしながら 2016年5月に完成。 シンプルでスッキリしたデザインは老若男女、 とりわけハイハイ世代の赤ちゃんには内部デッキがつかまり立ちに丁度いい高さの様で好評。笑 大きな玄関扉。海を望むガラス窓。キッチンの真ん中を貫く柱。土間と床の段差高。 彼らの多くのこだわりが結実して、気持ちの良い空間が出来上がりました。 設計は本当に大変な仕事。そしてデザインの秘めた力は大きいと実感しています。 シミや傷、お客様の痕跡が味となって深みが増すように、 愛される宿に成長していきたいと思います...

浜大根の咲くころ

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ハマダイコンをご存知ですか。 この時期、浜辺の近くで小さな紫色の花を咲かせます。 花は食べれるので、お刺身の上に散らせば、見た目よし! ほのかな苦みで、食べてよし!です。 今の季節、黄色い菜の花が綺麗ですね。 大三島でもあちこちで見かけて和んでいますが、よーく見ると とう立ちした白菜の花だったりして、苦笑い。 写真は自宅から1キロくらいの場所。 日々の買い物などで通る道すがらにあります。 潮の加減だったり、お日様の具合やらで とんでもなく美しい日があって、車を止めてパシャリ。 いつも美しい島ですが、最高の風景が時々あって 更にさらにとびっきりの景色が目に飛び込んきたりします。 島に来られたら、ゆっくり、ゆっくり 美味しい空気を吸って、とびっきりの景色をさがしてくださいね。

なんにもしない旅

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イタリア在住の日本人女性。 アネックスの空きを見つけて急遽泊まりに来てくださいました。 宿泊は2回目ですが、彼女大三島が大好きで移住を計画しているほど。 島内で何度も会い「あらっ、こんにちは。また来てたの」の常連さん。 宿泊2日目は、ワイナリーの試飲会に夫婦で出席する予定だったもので 「一緒に行きませんか」と声をかけたところ 「今回は何もしないと決めているから」のお返事。 うーー。憎いくらいの潔さ! 私は20歳のころ(正確には19歳だったかも)初めて訪れた北海道の礼文島に 熱烈恋愛してしまい、その後20年ほど毎年のように通い詰めていました。 今年は花の林道を歩こう!  またある年は「ほっけのチャンチャン焼き」を食べることを目当てに。 今年の目的は「人」 あの人と、あの人に会ってこよう! 今年のテーマは「まつり」 神輿をかついでくるぞーって感じ。 何にもしないと決める旅もいいし 布団の中から昇る朝日を見よう、とか あるいは 流れ星を10個数えるんだもん、とか いやいや 宿から海まで猛烈10往復の坂道ダッシュしてやるぞー なんて、ひそかな目論見をもってアネックスに来てもらえたら かなり嬉しいです。 その時は、こっそり私にだけは教えてね。