友は人生の宝
店主の三線(さんしん)の師であり、人生の師と仰ぐ周ちゃんこと後冨底周二さんは 沖縄最南端の波照間島で農業、酪農、芸能で生計を立てている方でした。 パンチパーマの耳には爪楊枝、ちょっと派手なパンツに雪駄姿が彼のスタイル。 店主は波照間島でサトウキビを狩り、 八重山の古典民謡を習う日々を数年過ごしました。 そんな周ちゃんがガンになり、残り時間がわずかとなった頃 家族旅行を兼ねてアネックスでライブ演奏をしてくださいました。 その時、奇跡のように共通の友人たちが集まってくれました。関東や海外からも続々と。 痛みと薬の副作用に耐えながら、彼は魂を絞り出して唄っていました。 「友は人生の宝」 周ちゃんの座右の銘です。 彼が旅立って間もなく4年。 そんなメンバーたちが久しぶりに集まってくれました。 畑作業を手伝ってもらって、食べて、飲んで、笑って。 楽しい時間三昧。 あっという間の一週間が過ぎ、見送りの時。 いつまでもいつまでも手を振る。 友は人生の宝。 有難う!またね。